紅葉の時期

今年はゴージャスに紅葉狩り旅行に行きたいと思っている方、旅行の計画を立てる前に行き先の紅葉の見ごろ時期を確認することが先決です。せっかく行ったのにキレイな時期を外してしまったら意味がないですよね。また今年は美しく紅葉してくれるかも気になります。

紅葉の美しさは夏の日照時間と、秋口の寒暖の差が左右するといわれています。夏の間に晴れて暑い日が続き、秋になって気温の変化が激しくなると美しく色づくようです。ただしあまりにも暑い日が続く酷暑の夏だと、葉先が枯れてしまったり紅葉より早く落葉したりと良くない影響もあるようです。酷暑と過ごしやすい日が入れ替わり訪れている今年の夏ですが、どんな紅葉になるのか今から気になりますね。

夏が暑くても秋に入って急激に涼しくなると、紅葉の時期も一気に訪れます。しかし秋に入っても暑さの厳しい日々が続いていると、紅葉の時期も遅れがちになります。ウェザーニュースの紅葉情報や全国地域観光情報センターの全国旅そうだんで開催している2010年の紅葉最前線で表示される、最新の紅葉情報に要注目ですね。

ただし紅葉は桜と違って、楽しめる時期が比較的長いのが特長です。桜は最も美しい時期は大変短くて、雨でも降れば一気に散ってしまいます。紅葉はじっくりと時をかけて北からじわじわと広がっていくので、よほど時期をはずさなければそれなりに堪能することができます。例えば北海道の大雪山なら、頂上からふもとまで1ヶ月ほどかけて色づきます。京都は山にかこまれた盆地なので、どこかで色づいているといった感じです。それでもやっぱり一面に紅葉が散り敷いた真紅のじゅうたんを踏みながらの散策や、燃え立つような山あいを流れる川での川くだり体験は日本人の心を打つものです。場所によってはライブカメラを設置して、リアルな紅葉情報がゲットできる観光地もあります。9月はじめからもう色づき始める北海道大雪山を皮切りに、2010年の紅葉シーズンを楽しみましょう。

北海道の紅葉

本州が厳しい残暑にあえいでいる頃、北海道ではもう紅葉の季節がスタートします。日本で最も北に位置する大地北海道では、最も早く秋が始まります。北海道の中でも大雪山は一番早く紅葉が色づき始めるといわれています。一葉落ちて天下の秋を知るといいますが、日本の一葉はまさに大雪山で散るということですね。9月上旬にはシーズンが始まり、中旬には早くも見ごろを迎えます。

北海道の紅葉情報は、全国紅葉ガイドやじゃらんnetなどで公開されます。行楽シーズンということで、色づき具合や毎日のお天気が気になりますよね。特にじゃらんnetの北海道紅葉情報は見やすいのでオススメです。北海道全域の紅葉の名所を地図上にナンバー付で示し、各地の見ごろの目安や今の色づき具合・今日の天気から週間天気予報まで見ることができます。もちろん旅のじゃらんですから、周辺の宿泊情報だってチェックできますよ。

全国紅葉ガイドの北海道名所ガイドでは、アクセスランキングで人気の紅葉スポットがわかります。1番人気は札幌の藻南公園ですね。2番3番は帯広の岩内仙峡、登別のオロフレ峠です。渓谷と紅葉が織り成す岩内仙渓の絶景も見事ですが、登別で最も早いダケカンバの黄葉が見られるオロフレ峠も息を呑む美しさですよ。

トムラウシ温泉なら大雪山のいち早い紅葉と温泉が一緒に楽しめます。日本最後の秘境と呼ばれる大自然の懐に抱かれた温泉に紅葉をながめながらゆっくりと浸かれば、浮世の垢なんて全て消えてしまいそうですね。北海道全土が1ヶ月半~2ヶ月をかけて金襴緞子のように染まります。みなさんもこの夏の酷暑疲れを癒しに、涼やかな風が吹き抜ける北海道へと出かけませんか。

旅亭紅葉

琵琶湖と滋賀の魅力をたっぷりと味わう紅葉の季節の旅路には、旅亭紅葉での宿泊がおすすめです。旅亭紅葉は琵琶湖畔にたたずむ温泉旅館です。旅亭とは耳慣れない言葉ですが、旅館と料亭双方の魅力を詰め込んだ宿という意味がこめられています。その名のごとく贅沢なステイと極上の料理が良心的な価格で楽しめる、人気の高い旅館です。

旅亭紅葉の楽しみ方はさまざまです。まずは絶景の琵琶湖を眺めながら、露天風呂で旅の疲れを癒しましょう。琵琶湖を借景にするために設計された露天風呂なので、琵琶湖が温泉になったような感覚におちいります。ゆったりと手足を伸ばしてくつろげる大浴場もおすすめです。温泉旅館につきもののマッサージですが、こちらではマッサージ師が2人がかりで行う双術心療が特長です。

もうひとつの魅力は、お料理です。旅亭紅葉には竹生や八景亭などの料亭やレストラン湖彩といったお食事処が設けられています。旬の素材を活かした料理を、移ろいゆく琵琶湖の四季を眺めながら味わうことができます。さらに旅亭紅葉では紫式部が近江で源氏物語をつづったことにちなんで、源氏回廊を旅館の華として設けています。こちらでは王朝風の十二単装束を身に着けての記念撮影も行っているそうですよ。ご希望の方は旅館に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

琵琶湖周辺には彦根城や黒壁スクエア・比叡山延暦寺など人気の観光スポットがたくさんあります。また京都へのアクセスも良く、紅葉の季節には車窓からの景色もみどころのひとつです。さらに錦秋の彩りが艶やかな玄宮園は、一見の価値のある名園のひとつです。話題のひこにゃんが出迎えてくれる滋賀にお出かけの際は、琵琶湖畔に立つ旅亭紅葉で贅沢なひと時をお過ごしくださいね。

紅葉館

島根の古刹安来清水寺では、御食事処紅葉館にて精進料理を頂くことができます。飛鳥時代に開かれた安来清水寺は、天台宗のお寺です。かの円仁にもゆかりのある、由緒ある名刹です。本尊は十一面観音菩薩で、出雲観音霊場の札所にもなっています。安来清水寺では、精進料理を御食事処の紅葉館で味わうことができます。古きよきお寺の風情とともに、丁寧に作られた清いお料理を味わってはいかがでしょうか。

豆腐や山芋を用いて食感を出した精進鰻の蒲焼や、わらび粉の弾力を活かして作った精進いか刺しなど一風変わった見立て料理も食べることができます。さらに竹の子や山菜・高野豆腐などを炊き合わせた煮物など、滋味豊かな精進料理が味わえます。精進料理といえば代表的なのが胡麻豆腐ですね。こちらでは白胡麻と本葛で作った本格的な味を堪能することができます。

また安来清水寺の名物である「うれしの」も味わえます。うれしのとは紫蘇で和芥子を巻いたものを砂糖漬けにした珍味です。またこちらのお庭で取れた無農薬の柚子を使用した柚香も、味わい深いものですよ。

安来清水寺紅葉館の精進料理は2100円・3150円・4200円・5250円の4コースです。団体での利用には予約が必要となります。精進料理は動物系の素材を使用していないので物足りないと思うかもしれませんが、全てじっくりと味わうと質量共にかなり満足できる内容となっています。秋は窓から紅葉を愛でつつお食事を楽しめます。また宿泊も受け付けています。心穏やかに秋の風情を楽しめる紅葉館で精進料理を食べて、日ごろの食生活を省みる機会としてみてはいかがでしょうか。

大雪山の紅葉

東京が夏の日差しに苛まれている9月の始めには、北海道の大雪山では紅葉が色づき始めます。日本で最も早く秋がやってくるのは北海道ですが、中でも一番早く訪れるのが大雪山といわれています。大雪山は広大な地域にわたる山系で、国立公園に指定されています。大雪山国立公園の詳しい行楽情報が手に入る大雪山国立公園連絡協議会のサイトでは、通行止め情報やライブカメラなど便利なコンテンツを利用できます。

大雪山の紅葉は黒岳から始まるといわれます。9月の上旬には黒岳の山頂から色づきはじめて、だんだんと山を染めながら秋がふもとへと降りてきます。見ごろを迎える9月中旬から下旬にかけては、まるで錦の緞帳を広げたように一面艶やかな紅葉に彩られます。その景色はまさに天上の楽園と呼ぶにふさわしいものです。ロープウェイに乗って、仙人になった気分で見下ろしてみましょう。

大雪山は広大な地域ですので、黒岳をはじめ緑岳や赤岳・銀泉台など見所スポットもたくさんあります。ツアーを組んだり旅行の予定を立てるのは紅葉が始まる前なので、気候によってはどうしても最盛期を過ぎてしまうことやまだ早いこともあります。そんな時は大雪山の中をめぐれば、どこかで美しい紅葉を見ることができるでしょう。山頂からゆっくりと降りはじめる紅葉は、1ヶ月ほど各地で楽しめます。例えば大雪山最後の秘境トムラウシ温泉は、10月上旬が例年の見ごろです。

大雪山は道道銀泉台線や町道高原温泉線などで、9月中旬から下旬にかけてマイカー規制が行われます。また大雪山は日本に残された最後の秘境と呼ばれています。特別地域に指定されている場所や、特別保護地区に指定されている場所が入り組んで存在します。かなり足元が悪い場所や、きちんとした装備が必要な山道もあります。しっかりと身支度を整え、自然を守るためのルールを理解して紅葉を楽しんでくださいね。